芭蕉の旅 ~桃の名句と信濃路の名月~

11月9日(水)、第11回川中島町主催講座で近代文学研究家の堀井正子先生による「芭蕉の旅」~桃の名句と信濃路の名月~と題してお話をいただきました。松尾芭蕉は春の旅で桃を、信濃路は秋に旅し、姨捨山の名月を仰ぎ、善光寺にも参拝しています。芭蕉翁45歳の時でした。59名の参加者があり熱心な堀井正子ファンにとってはたまらないひと時だったと思います。また、先生の語り口調が明るく丁寧で木曽路や北国街道を旅する芭蕉翁の情景が鮮明に伝わってくるような感覚になりました。姨捨の長楽寺さんには「おもかげや姨ひとり泣く月の友」、善光寺大本願さんには「月影や四門四宗も只一ツ」の句碑が建立されています。秋晴れのひと時に是非、訪れてみたいものです。次回12回の主催講座は12月7日(水)、「腹話術とクリスマスゴスペルコンサート」です。どうぞお楽しみに。

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